●モーニング=スター号 モーニング=スターごう
北アメリカ アメリカ合衆国 AD
19世紀後半から,戦時をのぞき,ミクロネシアで活動したアメリカのプロテスタント伝道船。1810年アメリカで初めて海外むけに組織されボストンに本部を有した「外国伝道米国委員会議」が運航を指令した。1820年ハワイ,1852年クサイエ(現コスラエ)に伝道士が派遣され,次々と到着する伝道士たちの輸送・通信にあたった。1世号は156t,二檣帆船で,1856年ボストン出帆,ハワイをへて1857年8月ミクロネシアにむかった。1865年老朽化のため売船した。2世号は1世号と類似タイプ。1866年ボストンで就航(以下同じ),1869年クサイエ沖で難破。3世号は181t。1871年就航,7カ月かかってポナぺ着。1880年には航程1万5,783カイリ,26島を訪問した。1884年クサイエ沖で難破。4世号は430t,バーカンチン型,蒸気機関を設備。1884年就航,1886年ポナペで軽微な損傷を受けたのち,55日間で1万3,846カイリを走る記録を打ち立てた。修理を重ねたが,1900年売船。5世号は小さな蒸気船で1904年就航。スエズを通り,4カ月半でポナペ着。クサイエで暴風に出合い,ホノルルで修理したが,1905年売船。こののち途絶えて,太平洋戦争後6世号のスクーナー,29tが1947年7月就航した。1948年2月クサイエに到着。1951年ポナペにむかう途中,暴風で沈んだ。以後,モーニング=スター号という伝統の名は消えたままである。