●モナ=リザ
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フランス,パリにあるルーヴル美術館所蔵の板上に描かれた油彩画。大きさは77cm×53cm。1503〜06年のあいだに制作されたレオナルド=ダ=ヴィンチの最高傑作といわれる婦人半身の肖像画。この絵画は別に“ラ=ジョコンダ”とも呼ばれるのは,この女性がフィレンツェの名門フランチェスコ=デル=ジョコンドと結婚して,その3番目の妻となったリザ=ゲラルディーニであるという説による。しかしモデルの婦人は,ジュリアーノ=デ=メディチの“フィレンツェのある貴婦人”(恋人?),エステ家のイザベラ・アラゴン家出身のミラノ公妃イザベラだとする説もある。作者は,絵画的手法で彫塑的効果を出しつつ,光を避け,内面から湧きでるものを表現しようとして抑制された典雅な神秘を創造した。この作品の心地よい微笑は,人間というよりも“神の御業”とみたヴァザーリは『芸術家列伝』のなかで,モナ=リザがたいそう美しかったので,レオナルドが彼女の肖像を描くときには,つねに弾き,歌い,道化するものをおいて楽しい雰囲気をつくったと述べている。傑作なるがゆえに模写も多く60種以上知られている。1974年この門外不出の名作が日本でも展観された。
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