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●モーガン,C.

ヨーロッパ 英国 AD1852 ハノーヴァー・ウィンザー朝

 1852〜1936 イギリスの科学者・哲学者。サセックス州ヘースティングスの生まれ。のちにブリストル大学教授。進化論の影響を受けて動物の行動に興味をもち,その学習と思考を実験的に研究した。今日の比較心理学の創始者とされる。こうした研究を通して,動物行動を解釈する際に守るべき“モーガンの公準”に到達した。“節約の法則”とも呼ばれるこの公準は次のような内容をもつ。すなわち,〈動物の行動が低次の機能と高度な機能の2通りの原因で説明が可能なとき,前者をとって,なるべく簡単に説明しなければならない〉というものである。これは,ダーウィン以降に多くみられた,動物行動を擬人的に解釈しようという傾向に批判を加えたものであった。著書に,『比較心理学序説』(1896)・『動物行動』(1909)など。主著『創発的進化』(1923)では,物質から心理というものが生まれてくる過程を説明しようとした。