50音順    検 索

●モーガン,L.H.

北アメリカ アメリカ合衆国 AD1818 

 1818〜1881 アメリカの社会学者・人類学者。ニューヨーク州オーロラに生まれ,大学卒業後,同州ロチェスターで弁護士を開業。のちに,ニューヨーク州会議員・合衆国上院議員・合衆国学士員会員となる。アメリカ=インディアンに関心をもち,ニューヨーク州のセネカ=イロコワ族と生活をともにし,その家族制度・親族関係を研究した。そののちさらに範囲をひろげ,未開民族の社会組織へと研究を進め,彼の主著であり,進化論的民族学の代表的著作となる『古代社会』(1877)を発表した。この著作は人類の発展を進化論的に体系づけ,その過程における原始共産制の存在,私有財産制への移行,血縁集団からの地域・財産にもとづく政治社会への移行,乱婚から一夫一婦制への移行などを解明し,学会に大きな反響をまきおこした。またマルクス=エンゲルスはこの著作を高く評価し,エンゲルスは『家族・私有財産および国家の起源』にモーガンの成果を取り入れた。