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●モア=ハンター

大洋州 ニュージーランド AD 

 8〜12世紀ニュージーランドに達した種族につけられた名称。モアとは,ポリネシア語で家禽(かきん)をさすが,ニュージーランドでいうモアは,現存する最大の鳥類であるダチョウより大きい種類。頭部までの高さが4m近かった。初期のポリネシア人として,ニュージーランドに上陸したこの種族は,モアを捕え食料としたばかりでなく,骨片から釣針や装飾品をつくったところから,モア=ハンターと名づけられた。この種族のあと,船団を組んで渡来した民族大移動(1350年ごろと推定される)があり,この種族と区別する名称として用いられる。モア=ハンターは,石器時代に属する漁労狩猟民であったが,農業的生産も行い,住居跡からは芋類の貯蔵に使ったと思われる穴が発見されている。石斧はつくっているが,武器として有効な大型のものはなかった。村落には防御設備に類するものを築くこともなかった。後続のポリネシア人に順次抑えられていった。