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●メンデル

ヨーロッパ オーストリア共和国 AD1822 プロイセン王国

 1822〜1884 遺伝の法則の発見で有名なオーストリアの生物学者。少年時代,家業の畑仕事や果樹栽培を手伝い,栽培や蜜蜂の飼養などに関心をもった。1843年ブリュンの修道院に入り,グレゴールと名を与えられた。当時,この修道院には科学や神学に対する情熱が溢れ,彼の向学心は大いに燃え上がった。1847年司祭の地位を授けられたが,翌年には,職業として教師の道を選んだ。やがてウィーン大学に遊学し,のちブリュン国立実科学校の教師となった。ここで教授のかたわら研究に励み,とくに1856年から8年間豌豆で実験を行い,遺伝が一定の法則に従うことを発見。これを「雑種植物の研究」(1865)として発表したが,何の反響も得られなかった。いわゆる“メンデル論文の再発見”は1900年のことで,実に死後15〜16年,論文発表後35年のことである。彼が研究の場としたブリュン修道院の庭はメンデル広場と呼ばれ,自然科学者のメッカとなっている。

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