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●メンヒル

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 ほとんど加工されていない自然の巨石を立てたもので,細長い柱状のものをさす。新石器時代から初期金属器時代にかけて西ヨーロッパにみられる巨石記念物の一つである。メンヒルが群集して存在するものをアリニュマン(柱状列石)といい,環状に並んだものをクロムレック環状列石)という。メンヒルはとくにフランスのブルターニュ地方に多く存在し,その高さが10〜20mにまで達するものもある。ロックマリアケールのメンヒルは高さ20mを越え最大のものといわれる。構築自的は,巨石信仰,巨石記念碑あるいは墓碑とする諸説があるが,不明である。そのほか,初期金属器時代のインドや東南アジアでの箱式石棺墓やドルメンなども巨石文化の遺構である。日本では一般に立石と訳されており,北海道余市の西崎山や狩太の立石がそれに相当するといわれる。また岡山県倉敷市楯築遺跡や鹿児島県指宿郡山川町成川遺跡にも立石が存在している。