●メラネシアン=ソーシアリズム
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バヌアツ共和国のリニ首相が,独立後の同国の歩む道として唱えた思想で,小国といえども太平洋地域内で重要かつ活発な役割を果たしていくには,自ら定めた方針を強固に守り,伝統的な価値観を通じて,真の太平洋島嶼国家として実際的であるべきとするもので,せっかちな外資導入や技術導入などによる貧富格差や地域格差の発生をできるだけ抑え,伝統的な氏族あるいは村落共同体秩序を保ちつつ,国力に見合った着実な発展をはかろうとする考え方にもとづいている。独立前に外国人が所有していた土地を取り返し,伝統的な所有者(大抵の場合は氏族)に返還したのも,その一つの現れといえる。