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●メナム川 メナムがわ

アジア タイ王国 AD 

 タイの南北を走る同国最大の川。メナムとは“大河”を意味し,正式名はチャオプラヤ川である。全長1,200km,北部ラオス山地に水源を発してマワン川・ピン川・ヤム川・ナン川の四つの支流がナコンサワン近くで合流し,南下してシャム湾へと注ぐ。上流には多くの山間盆地を有し,チーク材を産出する。チャイナートではタチン川を分岐し,これより下流140kmで多数の分流をつくって大デルタ地帯を形成しているが,ここは世界的な米の大産地として有名である。沖積平野には網の目のような水路がつくられ,かんがいや舟での農作物の運搬に利用され,チャイナート近くにはダムも建造されている。メナム川はタイ国の経済を支え,国民生活になくてはならない重要な意味をもつ川である。首都バンコクは河口から32kmの地点に,また1767年まで主都であったアユタヤは,バンコクよりさらに75km上流にあたる。