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●雌蝶・雄蝶 めちょう・おちょう

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 婚礼式の女夫盃親子盃などの盃事(さかずきごと)に用いる銚子および提(ひさげ)に付ける美しい飾りのこと。または婚礼式の盃事の酌人をつとめる1組の少年少女のことをさす。前者は,金紙に紅奉書,あるいは紅白の和紙を用いて蝶花形を雌と雄の蝶の一対に模して折ったもので,藪柑子と根引きの小松とを添えて長柄の銚子の首に水引で結び付ける。和紙の折り方は,小笠原流やそのほかの流派によってそれぞれ決まった作法があり,その解釈も諸説があるが,一般に正月の若水桶のしめ飾りや,屠蘇の銚子の飾り付けなど,祝儀に用いる器に飾りを付けることによって,清浄潔白を表示したのであろう。後者は,シャクニン,またはマチノオボコとも呼ばれ,婿方の親類や近隣の者から選ばれた。これは,本来は若者組・娘組が婚姻に関与したことに由来するものと考えられ,添い嫁・添い婿などといった風習も一連のものであろう。