●メイン
ヨーロッパ 英国 AD1822 ハノーヴァー・ウィンザー朝
1822〜1888 イギリスの法学者・社会学者。イギリス歴史法学派の創始者。法それ自体より,法の起源に興味をもち,ローマ・イギリス・アイルランド・スラヴの古代法の比較研究から,文明の起源を探究した。ローマ法の講義をまとめた『古代法』(1861)は古典的名著であり,家父長制血縁集団を基礎とする身分関係の法が,集団の連合により契約的法に移行する,法の進化を論じた。また血縁的関係と地縁的関係という対立概念を初めて提示し,のちの理論形成に貢献した。インドの土地制度・村落共同体についての『村落共同体』(1871),『古代法律慣習論』(1883)などの著書もある。1847年ケンブリッジ大学私法教授,1863年インド総督府法務官としてインドに赴任。1869年オックスフォード大学比較法律学教授。1877年ケンブリッジ大学トリニティホール学長。1887年同大国際法教授。法制史・社会史分野での業績は大きい。