●明暦の大火 めいれきのたいか
アジア 日本 AD1657 江戸時代
1657年(明暦3)1月18〜19日江戸でおきた大火災のことをいう。18日昼過ぎ本郷丸山町の本妙寺から出火し,19日朝8時まで日本橋・深川・本所方面へ延焼,また12時ごろ小石川からも出火,その夜麹町から3度目の出火で江戸は大火にみまわれた。この出火で江戸城の西丸まで焼いた。被害は,大名屋敷500,旗本屋敷770,寺社300,蔵約9,000,橋60,町屋400町,片町800町,死者10万7,046人といわれている。この大火は別名“振袖火事”といわれている。そのゆえんは,1枚の紫ちりめんの振袖にある。浅草諏訪町の大増屋十右衛門の娘おきくが,上野の花見の最中にある若い男を見染めて恋わずらいにかかり,どうにも気持ちの整理がつかず病気になり死んでしまった。その葬式で,棺の上に,おきくの着ていた紫の振袖をかけて本妙寺に葬った。その振袖が古着屋を通して別の娘に渡ると,その娘も死に,それがたたって火が出,江戸を焼いたという。