●明治9年地租改正反対一揆 めいじくねんちそかいせいはんたいいっき
アジア 日本 AD1876 明治時代
1876年(明治9)におこった各地の地租改正反対一揆の総称。地租改正は1873年に開始されたが,準備作業に手間取り,1875年ごろようやく本格化した。政府は事業の遅れに焦り翌年中の完了を指示したが,1876年に米価が下落したこと,地価決定が政府の催促によりあらかじめ割り当てられた地租額から逆算されて押し付けられたことなどで各地で農民が反発,同年11月27日茨城県真壁郡の農民が行動をおこし,12月8日には同県那珂郡の農民が蜂起,さらに12月18日には三重県飯高郡の農民が蜂起(伊勢暴動・三重大一揆)した。この年には全国各地で地租改正をめぐる県官と農民の紛争が多発していたが,士族反乱の鎮定に忙殺されていた政府はこの一揆に衝撃を受け1877年1月地租を地価3%から2.5%に減額,〈竹槍でどんと突き出す二分五厘〉といわれた。〔参考文献〕木戸田四郎「明治九年の農民一揆」堀江英一・遠山茂樹『自由民権期の研究』1,1959,有斐閣