●村入用 むらにゅうよう
アジア 日本 AD
村の必要経費。綿密な財政計画のもとに運営され古くからの村入用帳が残っているところもあるが,一定の計画なしに運営されそのつど決算したり,盆暮に決算して徴収するような村もある。支出のおもなものは村役人の手当,行路病人・行倒れに対する費用,巡見使など諸役人の賄い費などの人件賢,公会堂の維持費・紙筆墨・薪炭代・村役人の会合費などの物件費,用水土木費など。経費徴収法はさまざまだが,家格・財産などに関係なく平等拠出する門割型,家格・財産などで等級をつける等級割型,門割・等級割併用型の三つに大別できる。徴収時期は年末・盆暮の2回,毎月,必要に応じての徴収があり,古くは年末徴収が多かった。学校・公民館建設など臨時に大金を必要とするときは家格・財産による等級割や寄付がふつう。農道・水路建設は関係する土地所有者の負担にするのがふつう。社寺の新改築の場合には寄付によることが多い。