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●村仕事 むらしごと

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 近年労働は,一般的に家を単位として行われるが,家を超えた集団労働も存在する。そのうち,村全体のために,村全体が労力を出し合って共同作業をすることを村仕事という。その種類は,特定の家を中心として行われるもの,ユイ(交換共同制)あるいはモヤイ(共同生産制)などによって行うものなどさまざまである。また仕事の内容も土木工事(道路普請・橋普請・堰さらえなど)・山仕事(下刈り・植えつぎなど)・公共施設の建造・村祭りの準備などがあり,神仏への祈願,とくに雨乞いや風祭りなどは共同祈願としてよくなされた。村仕事は,地方によりオオナカ・ソウゴトツジシゴト・デアイシゴト・ナカマシゴトなどと呼ばれることもある。

 村仕事の夫役には,一般的に各戸一人が出ることが原則であるが,惣人足・輪番人足・回り人足など,作業によってさまざまな種類がある。村仕事は,村が共同体としての機能を発揮するための最も重要な要件であった。