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●ムハーシビー

アジア アジア AD781 

 781〜857 イスラーム神秘主義者。本名はアブー=アブドッラー=ハーリス=ブン=アサド=アルアンジー。バスラに生れ,バグダードで没す。イスラームの神秘主義運動はシーア派の運動と深い関わりをもって発達をとげたが,ムハーシビーはスンニー派の最初の神秘思想家であるとされている。シャーフィイー派法学者として神学にも造詣が深く,ムータジラ神学を論理的に批判した。神秘思想家としては,自ら体験した法悦境を達成するための霊魂の浄化の修行法を定め,理論化した。彼は霊魂の働きを不断に厳しく監視し,神の観照にとり障害となるような想念の有無を審問しつづけたので,“霊魂の審問者”という意味でムハーシビーと呼ばれた。神学者としては理性の働きを重視し,推理を重用したので,ハンバル派から批判されている。主著は『霊魂統御法』。