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●武者小路実篤 むしゃのこうじさねあつ

アジア 日本 AD1885 明治時代

 1885〜1976(明治18〜昭和51)小説家であるとともに劇作家・詩人・画家として多才な活動ぶりを示した。子爵武者小路実世の第8子。学習院の高等科に進む時期,トルストイに傾倒,このころ志賀直哉と親交を結ぶ。1907年(明治40)4月,志賀らと十四日会を組織,1908年4月,著作集『荒野』を刊行,文学に専念。1910年4月,自らが中心となって同人誌「白樺」を創刊した。非常に強い自己肯定の持ち主であり,『お目出度き人』(1911)・『世間知らず』(1912)はともに自己を飾りなく暴露し,自己肯定の意欲に溢れた作品といわれている。のちに宇野浩二平野謙によって私小説の淵源と指摘されたゆえんでもある。1918年(大正7),宮崎県日向に土地を求め,「新しき村」というユートピアの建設に乗り出し,平和な理想的な集団生活をめざした。戦後も『真理先生』(1949.1〜1950.2,1951.4)でカムバック,理想的人間像を描きつづけた。1951年(昭和26),文化勲章を受章。

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