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●民族自決主義 みんぞくじけつしゅぎ

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 民族は,その政治的運命を自ら決定する権利をもつべきもので,他民族の干渉は許すべきでないとする主張。マッツィーニコッシュートなどの影響によって,19世紀に少数民族・従属民族がその政治的独立を勝ちとるために民族自決を要求したが,実際に脚光を浴びたのは第一次世界大戦の時からである。ロシア・ドイツ・オーストリア・トルコなどで帝政が大戦中やその直後に崩壊し,北や中・東・南ヨーロッパの従属民族が民族自決を要求して独立し,国際政治の重要課題となった。イギリスのロイド首相,アメリカのウィルソン大統領などを中心に,「正義かつ恒久的な平和の適正な基礎」との主張が盛んで,従属民族も民族自決を戦争の目的の一つとした。1918年(大正7)1月ウィルソンが声明した「14カ条」は,戦後処理と世界平和への構想をとった宣言として,後の国際連盟への基礎ともなった。第二次世界大戦後もアジア・アフリカで政治的独立を達成している。