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●民俗学研究所 みんぞくがくけんきゅうしょ

アジア 日本 AD1947 昭和

 1947年(昭和22)に設立され1957年(昭和32)まで存続した。当時唯一の民俗学研究機関。1948年(昭和23)以後は財団法人。柳田国男が約1万冊の蔵書を提供し,令息名儀の柳田邸内洋式建築を借用して発足。同人組織でそのなかの研究員が調査研究を進めた。専任研究員(所員)は4〜6名。大がかりなものには,「民俗学における学術用語の選定」として『民俗学辞典』の編集,「本邦離島村落の調査研究」は17名の調査員が全国19カ所の離島を調査し,後に『離島生活の研究』をまとめた。また『綜合日本民俗語彙』全5巻は,民俗事象をその土地の用語でまとめたものの集大成である。そのほか『社会科叢書』『全国民俗誌叢書』『年中行事図説』『日本民俗図録』『民俗選書』などを編刊し,同人の研究成果は紀要や学会誌に発表されて民俗学の研究を推進した。しかし経営上の行きづまりと土地・建物の返還要求のため,10年間の幕を閉じた。