●明儒学案 みんじゅがくあん
アジア 中華人民共和国 AD1676 清
中国,清の黄宗義撰。62巻。1676年(康煕6)につくられる。明一代の講学の学者を網羅して,その学問の系統を明らかにした書。つまり,呉与弼から劉宗周に至る196人の学者について,17の学案を立て,各学者の学案のはじめにその伝記を述べ,次いでその人の文集・語録からその学説の要点を抄録し,最後に批評を加えてその思想を概観できるようにしている。17の学案とは,崇仁学案・白沙学案・河東学案・三原学案・姚江学案・浙中王門学案・江右王門学案・南中王門学案・北方王門学案・粤ビン※注1※王門学案・止修学案・泰州学案・甘泉学案・諸儒学案・東林学案・シュウ※注2※山学案である。一見,ただ各人の学説を羅列しただけのようであるが,実はその選択と配列自体のなかに黄宗羲のこれらの学問に対する評価が示されているのである。中国における最初の体系的学術史であり,『宋元学案』とともに学術思想史として最も優れたものである。
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