●民事慣例類集 みんじかんれいるいしゅう
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1877年(明治10)刊行された司法省蔵版の全国的な民間慣行調査資料集。司法卿大木喬任が民法編纂の材料に供しようと,〈特に委員を各地方に派遣し民間慣行の成例に渉るものを採録せしめ,之を類集した〉ものである。さらに調査を続け,1980年(明治13)旧版を増補追録して再刊されたのが『全国民事慣例類集』である。後者は前者に比べ若干の新項目を加えて調査され,量的に著しく増えたばかりか内容の配列も各項目ごと“国尽し”の順序により体裁を整えたが,いくつかの事項を削除しまた内容目録を省略した箇所も少なからず,結局厳密には両者を参照せざるを得ない。内容は人事編に身分・出産・婚姻・死去・失踪・住所・親族・養子・後見・組合,財産編に財産所有・家督相続・土地に属する義務,契約編に契約の諸事・義務の証・売買・貸借・付託・書入質入・期満得免の各項目を収め,逐一資料に某国某郡と調査地名を付記してあった。