●民間防衛 みんかんぼうえい
AD
〈民間防衛とは,敵の武力攻撃に対して国民の生命,財産を守り,公共の建物,設備,産業,文化財等を防護し,速やかな救助,復旧をはかることを主目的とする組織的,非軍事的諸活動をいい,あわせて,平時における自然災害または人為的災害に対しても備えるものであり,中央政府の計画,指導と,それにもとづく地方自治体の組織,指導のもとに軍隊以外の民間人(シビリアン)が主体となって行うものである〉(山田康夫『民間防衛体制』教育社)。民間防衛は,航空機が戦争兵器として登場して以来生まれたもので,とくに第二次世界大戦での空襲の激化に伴い著しく発展。第二次世界大戦後は,核兵器などの近代兵器の開発により民間防衛の内容も大きく変化している。1977年(昭和52)末に日本民間防衛協会が設立され,核爆発から国民を守るため,市民防衛に関する調査研究や国に対する市民防衛に関する施策の提言などの活動を行っている。