●ミレー
ヨーロッパ フランス共和国 AD1814 ブルボン朝
1814〜1875 北仏ノルマンディーの寒村グリュッシーの農家に生まれる。郷土の奨学金でパリに出てドラローシュの門に学ぶ。彼はルーブルに通ってマンテーニャ,ミケランジェロ,プーサンに感動したが,内向的な性格からパリになじめず,しだいに自然や農民生活の描写に向かい,貧苦と闘いながらパリ郊外バルビゾンやノルマンディーなどを描く。35歳のときバルビゾンに移住,コロー,テオドル=ルソーらと親交を結びバルビゾン派の一員となる。サロンには26歳ごろから出品していたが,36歳の『種蒔く人』から一部の評判を得る。このころから約15年間に描かれたのが代表作『落穂拾い』『晩鐘』(45歳)『羊飼う女』『一口ずつ』などの名作であった。単純で明暗の的確な立体感のある画風は,その素朴な人道主義的主題・保守的な重苦しさが災いして世界的には理解されなかった。53歳のときパリ万国博で1等賞となったが,すでに病床にあり8年後に世を去った。
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