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●ミラノ

ヨーロッパ イタリア共和国 AD 

 北イタリアのロンバルディア州の中心都市。人口167万7,109人(1979)。パダーナ平野の真ん中にあり,商業・産業・金融・政治・文化のあらゆる面での中心。とくに自動車産業が発展。歴史遺跡は少なくないが一般的には近代都市と言える。都市の起源はケルト時代にさかのぼるが,市名は前3世紀にローマ人に“Mediolanum(平野の真ん中の地)”と呼ばれたことに由来する。ミラノの発展は四つの時期に分けられる。[1]4〜5世紀 多くの西ローマ皇帝がここを居都とした。またサン=アンブロージオが活躍し,キリスト教世界の一つの活発な中心地とした。[2]11〜13世紀 自由コムーネの形成と確立。急速に農村領域を越えて隣接都市に支配を拡大しようとする一方,ドイツ皇帝と戦う都市の旗手となる。[3]14〜16世紀

ヴィスコンティスフォルツァの支配が引き継がれ,ミラノ公国の首都となる。そのもとで大建築物が建てられ,ブラマンテやレオナルドといった至高の芸術家が活躍した。[4]18世紀〜現代近代都市としてのミラノ。ナポレオン支配下のイタリア王国の首都となる(1804〜1814)。イタリア統一国家の形成後,ますます近代的様相を呈する。