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●美作 みまさか

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 山陽道にある古代以来の国名。現在の岡山県東北部に位置する。713年(和銅6)に備前国の北半6郡を分割して置いたことが『続日本紀』から知られる。『延喜式』『和名抄』では,英多・勝田・苫東・苫西・久米・大庭・真島の7郡が記され65郷があった。美作を作州と呼ぶこともある。美作を水源として流れる川は,すべて南流して備前の国を経て瀬戸内海に注ぐ吉井川と旭川となる。国府は,苫東郡にあったとされ,現在の津山市街地の北方,総社周辺が当てられている。国分僧寺と尼寺址は,ともに同市街地の東南方で互いに近接して位置し,僧寺址は国分寺,尼寺址は日上に属する。古くから鉄を産しまた銅を産出した記録もある。中世には美作和紙も名産であった。地理的には,備前や備中との交通のほか,東隣する兵庫県や北隣する鳥取県との交流も古くがら盛んであった。江戸時代には,津山に森氏続いて松平氏が居城し,明治に岡山県となった。