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●身分制議会 みぶんせいぎかい

ヨーロッパ ヨーロッパ AD 

 中世後期のヨーロッパに存在した三身分(聖職貴族・世俗貴族・庶民)の代表から成る議会。一般的にこれらは身分別に構成され各身分ごとに会合したが,イギリスではヨーロッパ大陸諸国ほど厳密な三身分の区別はなく,また完全な身分別に構成されたわけではなかった。イギリス身分制議会の始まりは,1295年の模範議会からであると言われる。それは聖俗貴族のほか,各州・都市からそれぞれ二人ずつの騎士と市民が参加し,当時の社会諸身分の代表により形成されたからである。王国の三身分(the Three Estates of the Realm)は,13世紀末から14世紀前半ごろすでに議会を構成していた。1330年代に議会は貴族院と庶民院に分かれ二院制となる。それは大陸諸国の議会と異なり庶民院に貴族の一部である騎士が含まれ,市民代表とともに協議,むしろ彼らが庶民の代表として活躍した。したがって完全な身分制議会ではなく,これがイギリス身分制議会の特色ともなっていた。