50音順    検 索

●壬生狂言 みぶきょうげん

アジア 日本 AD 

 民俗芸能。壬生大念仏・融通大念仏とも言う。京都市中央区壬生の壬生寺で,4月21日から10日間行われる狂言。その起源は1300年(正安2),壬生寺の中興の祖円覚上人が疫病退散のため融通念仏を修し,因果応報・勧善懲悪を説こうとしたことにあると言う。せりふはなく,鰐口(わにぐち)・締太鼓(しめだいこ),横笛の囃子により身振り物真似だけで演ぜられる仮面黙劇で,曲によっては舞をまじえるものがある。舞台は,狂言堂とも言う大念仏堂の二階で,間口3間奥行2間,これに橋懸(はしがかり)と外回りに手すりがつけられる。曲目は,桶取(おけとり)・餓鬼相撲(がきずもう)・棒振(ぼうふり)・湯立(ゆだて)・大原女(おはらめ)・賽の河原・炮烙割(ほうろくわり)・釣狐・紅葉狩など二十数番残されている。このうち厄払いのため炮烙を舞台から落として割る炮烙割は毎日演ぜられ,最終日は湯立・棒振が演ぜられることになっている。