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●源満仲 みなもとのみつなか

アジア 日本 AD912 平安時代

 912〜997(延喜12〜長徳3)平安期の武将。摂関家に接近し,藤原純友の征討に功あった経基の子で清和源氏の嫡流。969年(安和2)に,橘繁延・源連(つらぬ)の謀反計画を右大臣藤原師尹に密告し,結果として,醍醐天皇皇子である左大臣源高明や藤原千晴(平将門の乱鎮定に活躍した秀郷の子)らを巻き込む安和の変をひき起こした。この変は,政敵高明を排除せんとする摂関家の意向に,中央での清和源氏の武士勢力の台頭をめざし,ライバル千晴の勢力を削ごうとする満仲の企てが結びついて画策されたと言われている。これ以後,他氏排斥を完了して政権を不動のものとした摂関家勢力とのつながりを一層深めながら,清和源氏発展の基礎をつくりあげた。また後年,摂関家の荘園である摂津国多田の地(現在の兵庫県川西市)に移り住み,荘園警備の任務を預りながら付近を干拓・開発して一拠点となし,多田源氏の祖となった。