●南太平洋大学 みなみたいへいようだいがく
大洋州 フィジー共和国 AD
フィジーの首都スヴァに本校,西サモアのアピアに農学部,そしてソロモン諸島・バヌアツ・トンガ・キリバス・ツバル・ナウル・クック諸島・ニウエ・トケラウにエクステンション=センターのある総合大学。USP と略称される国際教育機関で,上記の諸国が出資している。イギリスの南太平洋への高等教育使節が1966年に提出した勧告にもとづいて,イギリス・ニュージーランド・オーストラリア3国政府が具体的勧告をし,かつてニュージーランド空軍の飛行艇基地のあったスヴァのラウカラ=ベイに,キャンパスが置かれることになり,1967年6月にフィジーで立法措置がとられた。一方独立後の西サモアでは首都アピアに,農務省の管轄下に熱帯農業専門学校が創設され,アラフア=キャンパスに施設が建設されたが,USP の創設とともにその農学部という形になることが決定した。USP に最初の学生が入学したのは1968年2月のことで,初代の副学長の就任は同年5月であった。ローヤル=チャーターによって,正式に USP が成立したのは1970年2月であった。スヴァのラウカラ=キャンパスは72.8ヘクタールの敷地に教育・天然資源・社会経済開発の学部,エクステンション=サービス部・開発関係応用研究センター・教育・海洋資源・天然資源・太平洋・社会および行政の諸研究所,大学図書館その他の施設が設けられている。アピアのアラフア=キャンパスの面積は30.8haである。USP の特徴はフィジー,西サモア以外の9カ国にある USP センターが,人工衛星を使って教育その他の連絡が行える点にある。それらのセンターで教育を受けている者も含めると,USP 関係の学生は1万数千人に達する。