●ミード, G.
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1863
1863〜1931 米国マサテューセッツ州で生まれ,1888年,ハーヴァード大学を卒業後ドイツに留学,ライプツィヒ大学とベルリン大学で心理学と哲学を学んだ。そののち,1891年,ミシガン大学の講師として採用され,3年後には同僚であり親友であったデューイに伴われて,新設のシカゴ大学に移り,哲学や社会心理学の教授として生涯を過ごした。彼は「主我」「客我」「一般化された他者」などの概念を用いて自我や精神が社会的な相互作用から生じるメカニズムを初めて理論的に明らかにし,ユニークな自我論,社会論,コミュニケーション論などを展開した。人間の主体性を強調した彼の考え方は今日も高く評価され,アメリカ社会学を中心に象徴的相互作用主義として大きな影響力をもっている。生前,彼は1冊も本を著さなかったが,死後教え子たちによって講義ノートをもとにした『精神・自我・社会』『19世紀における思想の動き』『行動の哲学』などが出版された。