●道切り みちきり
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疫病や魔性のものなど,村民に災厄をもたらすものが村内に侵入するのを防ぐため,あるいは村内に発生した疫病を追い払うために行われる呪術的行為。定期的なものと,臨時に行われる場合とがある。当然,村の構成員全員で行われる。日照りが続いたときの雨乞いや,虫害を防ぐための虫送りなどの共同祈願の一つである。定期的に行われる道切りは,正月や春秋の村祈祷としてなされ,村の入口の道に厄病神除けの注連(しめ)縄を張ったり,辻に神礼を立てたりする。片草鞋(かたわらじ),片草履,輪注連,鬼面などを呪物として掲げたりする風習が一般的である。また注連縄に,巨大な草履をつるすこともあるが,これを履くほどの荒神が村にはいると脅しているのである。八つ手や南天の枝葉をぶら下げる土地もある。また1家族が,村道が家に入ってくる辺りの路地に呪物を置くこともある。村落共同体がしだいに分化していく過程とも考えられる。