50音順    検 索

●岬 みさき

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 海や湖のうちにむけて突き出した陸地の先端部をいう。陸地が浸触を受けたとき,固い岩の部分だけが残った場合が多いが,砂嘴が突出してできる場合もある。半島に比べて小さいが,半島の先端を岬と呼ぶこともある。海上の運航技術が低かった時代には,岬の意味は今日では考えられないほど大きかった。古くは,主の御前にあって先駆けをする神を御先・御前(みさき)といい,民間では怨霊として恐れられたが,その御先と関係があるのかも知れない。船にとって岬は目印となり,その航行の安全のためにはきわめて大切であった。岬は聖地とされ,そこには神社がつくられている。舟人は,帆をさげて礼をし,また獲った魚をお初(はつ)として捧じる習俗も一般化していた。海上交通と深い関係をもつ熊野信仰においては神の使いとされる烏(からす)をみさきと呼んでいる。岬はまた海流の強い難所である場合も多く,恐れられている場合もあり,陸の峠と対応している。