●満漢偶数官制 まんかんぐうすうかんせい
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中国清朝が官職の定員を偶数にして満州人と漢人を併用した制度。清は漢人の政治参加を広範囲に許し,地方末端の府州県官はほとんど彼らに任せ,中央地方の重要官職にも任用した。とくに中央の内閣の大学士については「満州漢人各2人」,同じく協弁大学士・六部の各尚書,同じく各左右侍郎・都察院の左都御史などについてはそれぞれ〈満州漢人各1人〉などのように,同数併せて偶数の任用を明確に規定し,任用の実際を点検しても,ほぼ1代を通じて実行している。漢軍八旗に隷属する漢人も蒙古人とともにこれらに適宜任用し,満漢同数の調整がはかられた。雍正以後,内閣に代わった軍機処の軍機大臣にも,無定員の規定にかかわらず,実際にはほぼ同数併用されたが,理藩院の尚書は定員1名で満州人か蒙古人に限られた。地方の総督と巡撫にはこの制度がなく,満州人と漢人の任用の多寡は清朝政権の消長にともなって変動した。