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●マルセイユ

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 フランス地中海岸最大の海港都市。人口約70万。前600年ごろギリシアのポリス。フォカイア人が植民地として建設。ついでローマ人の都市マッサリアとなった。ポンペイウスを支持したためユリウス=カエサルに占領され商業上の特権を失った。中世,十字軍とともに海港としての繁栄を取り戻し,ジェノヴァと競争しながら東方,ついで西地中海に勢力を張った。1481年,フランス王国に編入される。1720年,海路ペストが持ち込まれ,市外との交通を遮断したが約10万の死者が出る。アルジェリアの植民地化とスエズ運河開通によりフランス最大の貿易港となる。現在,港湾業務は新港で行われ,2つの砦で守られた旧港はもっぱら漁船やヨットが使っている。ラ=カヌビエール大通りは国際色に富む。サン=ヴィクトル教会は南フランス有数の古刹で,城塞教会の典型。沖合のイフ島要塞はアレクサンドル=デュマの小説『モンテ=クリスト伯』の舞台となったことで有名。