●マルコーニ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1874 イタリア王国
1874〜1937 イタリアの発明家。無線技術の父といわれる。ボローニャ近郊の裕福な地主の家に生まれ,少年時代から物理学者の個人教授を受けて電波の研究を行った。1894年,電波を信号に使用することを思いつき,ドイツの物理学者ヘルツの電波発生法と,電波を電流に変化させるための検波器を,送信と受信に用いた無線装置の製作にとりかかった。電波による送信技術の開発には,すでに他の科学者も着手していたが,マルコーニの独創は,地面から絶縁した垂直の空中線(アンテナ)を用いたことであった。はじめ,家から庭までであった送信距離を,実験のたびに延長し,1899年にはイギリス−フランス間の無線通信に成功した。マルコーニは無線を営業用に用いる事業を開始,商業通信を行うとともに,電波が地球の丸みにしたがって進むというヘルツの理論にしたがって,大西洋をはさんだ遠隔通信に挑戦し,1901年,実験に成功した。1909年にノーベル物理学賞を受賞。