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●マルグレーテ

ヨーロッパ デンマーク王国 AD1353 ウルフ王家

 1353〜1412 デンマーク・ノルウェー女王(在位1387〜1412),スウェーデン女王(在位1389〜1412),英語名ではマーガレット。デンマーク王ヴァルデマール4世の娘。父の命で10歳にしてノルウェー王ホーコン6世に嫁し,17歳のとき長子オーラフを生んだ。父の死(1375)と夫の死(1380)によりオーラフを両国の国王に立てたが,実権は自分が掌握し,オーラフが夭折すると(1387)自ら国王となった。さらにスウェーデン人がドイツ人王アルベルトの支配に不満をもつのをみてこれを破り,スウェーデン王位をも獲得した(1389)。しかし,ノルウェーが自らの国王を要望すると,彼女は妹の孫にあたるポンメルンのエーリックを推戴,のちデンマーク・スウェーデン王も兼ねさせた(1396)。そして1397年,エーリック7世の下に3国の統合をはかるカルマル連合を結成し,ヨーロッパ最大の王国を誇るとともに自ら主導権を握った。その賢才と美貌をたたえ,“北方のセミラミス(賢明なアッシリアの女王)”と称された。