●マリア=テレジア
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1717 ハプスブルク朝
1717〜80 ドイツ女帝(在位1740〜80)。カール6世の娘で,1736年,ロートリンゲル公フランツ=シュテファンと結婚。プラグマーティッシェ,ザンクツィオンにもとづいて1740年,ハプスブルク家の全領土を相続,オーストリア継承戦争に入っていった。ハンガリーの支持とイギリスの同盟を得たが,プロイセンのフリードリヒ2世にシュレジェンを奪われた。その奪回を目指して,フランスと同盟しロシアの支持を得て七年戦争を戦ったが,失地の回復は果たせなかった。外政上の危機で内政の改革が進められ,夫(皇帝としてフランツ1世)と長子ヨーゼフ2世(1765年より共同統治)の在位を通して政治の実権を握り,国力の増強をはかり,1774年には〈一般学校令〉で教育改革を進めるなど,啓蒙主義的政策をとった。協力者を育てる点でも,政治的洞察力でも,さらに16人の母親としても大いに手腕を発揮した。