●マラヤ連邦 マラヤれんぽう
AD1957
1948年2月1日にマラヤ半島の11州を統合して成立した英領マラヤ連邦が,1957年8月31日に英連邦内の独立国としてマラヤ連邦となった。11州のうち9州の首長であるスルタンのなかから5年ごとに国王を選び,上・下両院のうち下院の多数を占めるマラヤ連合党(統一マレー人国民組織,馬華公会,マラヤインド人会議よりなる)が政権を担当する立憲君主制の連邦国家。14世紀末に成立したマラッカ王朝に始まるスルタン制の伝統を守り,多数を占めるマレー人の宗教であるイスラームを国教とし,マレー人の特権を認める政治的枠組のもとで,中国系住民とインド系住民との協調と対立のなかで国造りを進めている多元的統合の国家。イスラーム国家の成立をめざす回教党と人種間平等をめざす社会主義戦線という野党活動を一定限度に抑えながら,1963年9月16日,シンガポール自治領,サバ,サラワク保護領を統合して,マレーシアとなった。