●豆板銀 まめいたぎん
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江戸時代の銀貨の一種。小粒・小玉・小粒銀・小玉銀・露銀ともいう。丸い小銀塊で,重さは1〜10匁(3.75〜37.5g)内外で一定していなかったが,5匁(18.75g)前後のものが多かった。秤量貨幣で,小額の支払いに広く通用した。豆板銀の出現により,従来切遣(きりづか)いされて使われていた丁銀もその必要がなくなった。豆板銀は常是(じょうぜ)役所と銀座の請負いで丁銀と同時に鋳造され,〈常是〉〈宝〉または大黒像のうちのどれかが極印された。初めて鋳造されたのは1601年(慶長6)の慶長銀で,銀位は80%あったが,慶長銀と同品位の享保銀を例外として改鋳のたびに質が低下し,安政銀では銀位13%にまで落ちた。1765年(明和2)に五匁銀が発行され,以後,二朱銀・一分銀・一朱銀と計数貨幣が鋳造されると豆板銀の重要性も失われていったが,1868年(明治1)の銀目廃止令が出されるまで通用した。
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