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●マドレーヌ文化 マドレーヌぶんか

ヨーロッパ ヨーロッパ AD 

 西ヨーロッパ,とくにフランスを中心にした旧石器時代後期の代表的文化。標準遺跡がフランスのドルドーニュ県のマドレーヌにみられるのにちなんで命名された。同時代の他のヨーロッパの文化と同じく,石刃中心の文化。とくに先端が嘴(くちばし)状に曲がった尖頭器が特徴であり,また投槍(なげやり)や銛(もり)など骨角器の発達には著しいものがみられる。生活はこれらの道具を用いての,狩猟・漁撈などによって成り立っていたものと考えられる。この文化の主体はクロマニョン人であるが,彼らは季節的に移動を繰り返し,冬は洞窟などで住み,夏には獲物の移動に従って住居を変えた。この文化には,優れた芸術作品も多くみられ,南西フランスから北部スペインにかけての洞窟の壁面から発見される壁画の多くはこの時期のものであり,フランコ=カンタブリア美術として,人類最古の最も優れた芸術作品として知られている。