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●マドラス

アジア インド AD 

 インド南部のベンガル湾にのぞむ大都市。タミルナドゥ州の州都。インド南部の政治・経済の中心地。インド第4の都市。人口326万6,000(1981)。1639年にイギリスの東インド会社の商館が設けられたことから発展を始めた。翌年にはセントジョージ要塞が築かれ,これを取り巻くようにヨーロッパ人中心の交易都市が形成された。今もこの要塞付近が町の中心で州庁・軍事基地・広場・教会などがある。北に隣接するジョージタウン地区は東に港をもち,商業の盛んな地域となっている。その西はマドラス市最大の織物工場二つを含む工業地域である。南部は住宅地域であるが無計画に形成された部分が多いなかで,南西に抜けるマウント道路の周辺と東部のマリーナと呼ばれる海岸地域は緑につつまれた美しい市街地である。ボンベイ・カルカッタのように経済発達地域を後背地としてもたないため経済的には不利であるが,今なお南インド最大の都市である。