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●松迎え まつむかえ

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 正月用の松を伐りに行くこと。かつては12月13日に近くの明きの方の山などから伐ってきて,清浄な場所を選んで年越近くまで保存しておき立てたが,しだいに伐りに行く日は遅くなった。正月用の松の代表は門松であるが,神棚に飾ることも一般的である。座敷中央や床の間に大きな芯松を立てたり,米俵・大黒柱や内庭に据えた臼に飾りつけたりする所もある。広く,この松伐りをお松迎え・お正月様迎えと敬語で呼ぶことや,伐るときに神酒を供えたり唱え言をして厳粛な気持で鉈を入れること,門松に正月期間中供え物をすることのあることから,松は単なる飾りではなく,年神の依代としての意味をもつものではなかったかとされている。これらの松をはずすのは正月4日や7日が多いが,小正月や1月末まで置く所もある。はずしたあとは,鍬初めに田畑へ持って出て立てたりドンドン焼きで燃やすなど,けっして粗末な扱いはしない。楢・朴などほかの木を用いる所もある。