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●マッハ

ヨーロッパ オーストリア共和国 AD1838 プロイセン王国

 1838〜1916 オーストリアの物理学者・哲学者。モラヴィアに生まれ,ウィーンで学んだ。グラーツ大学の数学・物理学教授(1864〜67),プラハ大学の物理学教授(1867〜95)をへて,ウィーン大学の哲学教授(1895〜1901)となった。1901年終身上院議員となる。超音速および衝撃波を研究し,空気中を動く物体の速さが音速を超えたときに空気の性質に急激な変化がおこることを指摘し,マッハ数の概念を導入した。また,物理学の歴史にも興味をもち,その著『力学の発達』(1883)は有名。哲学者としては,物質も精神も感覚的要素の複合であるとし実証主義的経験批判論をたて,科学的思惟について,われわれの経験する種々雑多な感覚を整理し記述する便利な手段にすぎないという思惟経済説を展開した。この観念論的経験批判論はレーニンによって批判された。主著にはほかに『感覚の分析』(1885)・『認識と誤謬』(1905)などがある。

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