●マッキンレー
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1843
1843〜1901 第25代共和党出身のアメリカ大統領(在任1897〜1901)。オハイオ州出身の上院議員であったが,1896年の選挙で,高関税政策・金本位制を掲げ,人民党の支持も得た「偉大なる庶民」,民主党のブライアンを破って当選した。当時の知識人による革新主義の風潮のなかで,彼は経済恐慌を克服し,安定した政権を維持した。1898年キューバ・ハバナ港におけるメイン号爆発を契機に米西戦争をおこし,キューバの独立,フィリピン・プエルトリコ・グアムを割譲した。これは同年のハワイ併合,1899年中国に対する門戸開放政策(国務長官ジョン=ヘイによる中国の領土保全・機会均等・門戸開放の3原則)と並んで,アメリカの伝統的な孤立主義からの脱皮=積極的な海外進出・帝国主義政策への転換を意味するものであった。ハワイの真珠湾・グアム・マニラという基地は,“太平洋の橋”としてその後のアメリカの発展の基礎となった。