●マッカラーズ
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1917
1917〜67 ジョージア州生まれのアメリカの作家。幼いころから旺盛な読書家で,早くから音楽や創作に励んで才能を発揮する。1935年ジュリアード音楽院に学ぶためにニューヨークに行くが,結局音楽はやめて,種々の職業に就きながらコロンビア大学の夜学で創作を学ぶ。1937年故郷の町へ帰って結婚,1940年離婚。1940年に処女長篇『心は孤独な狩人』で一躍脚光を浴びた。南部のとある小さな町を舞台に,聾唖の青年と彼を巡る町の人々,作者自身を思わす音楽好きの多感な少女,黒人の医師,若い急進派の労働者など,特色のある人物たちを多彩に描き分け,孤独な魂をみつめた秀作である。『黄金の眼に映るもの』(1941)・『結婚式の参列者』(1946)・『悲しい酒場の唄』(1951)・『針のない時計』(1961)など,鋭い知性と繊細な感覚の融合した作品群によって,自我の発見・孤独・愛の挫折などを追求した。心臓発作・乳癌・関節炎などに苦しんだ。