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●町飛脚 まちびきゃく

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江戸時代の民間郵便制度。町飛脚のおこりは1615年(元治1)に大坂勤番の諸士が家来を飛脚として東海道を往復させたことに始まる。それをならって大坂の商人が飛脚業を営んだがその飛脚の姿はハッピ姿に大小を腰にさしていた。1663年(寛文3)3都の商人が3都間を往復する飛脚業を始めた。この飛脚は大小もすて服装も町人のものであった。これが真の町飛脚であり、東海道の往来に6日かかったので「定六」とも呼んだ。

 翌年から毎月2の日の3回、大坂を出発したことから「三度飛脚」と名付けられた。この飛脚は最初は書状だけであったがのちには小荷物も運ぶようになった。江戸では五街道の起点になる日本橋に飛脚問屋が並んでいた。飛脚制度はすでに鎌倉時代に実用化されていたが、江戸期に入り急速に発展した。最初、幕府公文書を運んだ継飛脚が出、ついで江戸と国元とを往復する大名飛脚が出たが、町飛脚が発達するとしだいに衰微した。

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