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●町屋 まちや

アジア 日本 AD 

 商工業者が密集して暮らしている地域で,家がたてこんでいるところ。敷地の形は奥行の長い短冊状で,住居は直接道路に面してつくられている。左右の隣屋とまったく軒をつらねており,周囲が空地で囲まれているものと違い,火災の延焼防止のため,土蔵造りなどの工夫やうだつをたてることなどが行われている。 日本で町屋の景観は,平安時代よりみられる。板葺の屋根の粗末な家であった。間口3間半,奥行4間ぐらいのものである。中世末より近世にかけての都市形成期にも大部分そうした程度のものであった。京都の町屋でもほとんどは平家であって二階屋は少なかった。それが安土桃山時代後半の秀吉時代になって,二階屋となったが,今の中二階程度のものであった。一部は瓦ぶきだが,多くは板葺でしかなかった。二階まどは竪格子がはめられており,うだつが上っているものはときにある程度であつた。