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●マタラム

アジア インドネシア共和国 AD 

 ジャワの王国で,7〜8世紀のヒンドゥー系の王国と16世紀後半から18世紀中期のイスラーム教国がある。最初の王国は,中部ジャワのケドゥーを中心に成立したが,925年ごろ,東部ジャワのクディリに遷都し,クディリ王国とも呼ばれる。シヴァ神の信仰を中心に,プランバナンなどの遺跡を残している。イスラーム教国のマタラム国王は,1586年に成立し,中部ジャワを中心に栄えた。建国者スナパティパジャン王国を征服し,農業国家としての体制を整えた。1620年代,スルタン=アグンは東部ジャワのスラバヤを征服して香料貿易を行い,マタラム王国は発展をとげた。その支配を西部ジャワへ拡大させようとしたが,米の需給で友好関係を結んでいたオランダ東インド会社と対立し,バンテンとバタビアは支配できなかった。その後,3度にわたる王位継承戦争がおこり,これに乗じて東インド会社が干渉した結果,王国はスラカルタのススフナンとマンクヌガラ・ジョクジャカルタとバクアラムのスルタンの4王家に分裂した。4王家の領地を「王侯領」または「土侯領」と呼ぶ。