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●マシュハド

アジア イラン・イスラム共和国 AD 

 イラン,ホラーサーン州の州都。現在アフガニスタンからの難民が多数居住しているため人口は200万人に近いと推定されている。14世紀末まで同市の北方に遺構が残るトゥースがこの地方の中心として栄えていたが,ティムールの子ミーラーン=シャーによりトゥースが破壊されたのち,マシュハドがトゥースに取って代わった。マシュハドは9世紀に建設されたイマーム=レザー廟を中心に,十二イマーム派の信者の巡礼地として発展した町である。イマーム=レザー廟は黄金のドームを中心とする巨大な建造物であり,またこれに接してゴウハルシャード=モスク・アースターネ=クドス図書館があり,一大建造物群となっており,この一角がハラーム(聖域)と呼ばれている。市中には十二イマーム派の教学を研究・教授する学院が多く,イランではコムにつぐ数の神学生がいる。これらの学院のなかでも,近世イランの神秘哲学者サブザワーリーが教えたハーッジ=ハサン学院が有名である。