●マクドゥーガル
ヨーロッパ 英国 AD1871 ハノーヴァー・ウィンザー朝
1871〜1938 イギリスの心理学者であるが,アメリカに渡り1920年〜38年までハーヴァード大学とデューク大学の教授を歴任した。ダーウィンの影響を強く受け,生物学的立場から動物の行動を解明するのに,その行動が一定の目的に向かって営まれるという事実を見のがしては適切を欠くとして,機械論的行動主義に強く反発,主知主義を排して主意主義にたち,行動の合目的性(本能論)を主張した。そして人間の本能として親の本能・生殖本能・逃走本能・拒否本能・好奇本能・戦闘本能・屈従本能・自己主張本能ほか10指に余る本能をあげたことで有名で,衝動激発の意味をもつギリシア語を使って自説をホルメー心理学と名づけて特徴づけた。社会的行動の基礎として本能や衝動を強調し,集団心の研究に進み,1908年にはアメリカの社会学者ロスと同年,はじめて社会心理学という名の著書を発表し社会心理学の樹立に大きな影響を残した。